僕のヒーロー、Ali。

Evlilik Tebrikler!

早いものでもう9月。時間の経過が早過ぎます(苦笑)。ここのところ雨続きです。台風が接近しているのもあって、今日は特に酷い雨です。雨は嫌いではないですが、こう降り続くと気分も滅入ってしまいます。

そんな、ちょっとブルーになりがちな時に吉報が届きました。

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彼との出会いは、2年前。僕がトルコへ行った時です。
イスタンブールを出発し時計回りにトルコを半周した旅でした。

旅の終盤。セルチュクという街を拠点にエフェス遺跡、エーゲ海を訪れました。

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セルチュク1泊2日の街歩きを終え、イスタンブールへ戻ります。飛行機を利用して(既に予約していました)。いざ、イズミル空港へ。空港へは列車で行きます。あらかじめ宿の主人にも相談して、飛行機の時間に間に合う列車に乗るつもりでした。

しかし、列車は待てども暮らせども来ません。海外の列車やバスが時間通りに来ないことは、経験済でしたが…この時ばかりは少々焦りました。間に合うのか???

こういう時は、人に訊くのが一番。傍に居たガタイのデカいおっかなそうな男性に恐る恐る尋ねてみました。旅のお供「指さし会話帳、トルコ語」が役に立ちます。

「大丈夫、大丈夫。僕もイスタンブールに行くから。」とのこと。あ、この人も空港行くんだ。

40分程遅れて、ようやく列車が来ました。

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右に見切れているのが、おっかないデカい男性です(笑)。「さ、乗ろう!」と一緒に乗り込みます。イズミル空港へは約1時間。間に合うのか??

道中、先客の女の子も交え談笑。彼は英語を全く話しません。女の子を介して、話が弾みます。彼は救命士。名前は、Ali。セルチュクには研修で来たようです。ガタイ良いのも納得です。年齢は、なんと25歳。見えないんですけど(笑)。女の子は学生さん、19歳。彼ら初対面のはずなのに、以前から知り合いのように会話しています。トルコ人ってそうなの?とてもフレンドリー。

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車内販売で彼らにご馳走になりました。トルコのパン、シュミットを片手に笑っていますが、内心飛行機に乗れるかドキドキしていました。

先に女の子が下車。そこからは彼と身振り手振りで会話。僕の1.25倍はあると思われる彼の体型。一緒の飛行機に乗ったら、自分が重いから飛行機落ちちゃうかもよ…なんて冗談を言いながらケタケタ笑っています(ドリフのコントのようでした)。彼の性格もあるのでしょうが、こんな時言葉はあまり重要じゃないのかもしれません。

イズミルに到着。「急ごう~」と彼に誘導されるがままに走ります。途中、僕のキャリーケースを持ってくれました。「いいよ、大丈夫?」と尋ねると走りながらキャリーケースを上げ下げしています。力持ち(笑)。飛行機乗れないんじゃないかと半分諦めながら走っていました。

チェックインカウンターに飛び込み、ギリギリセーフ。出発20分前。なんとかチェックイン出来ました。彼に出会わなければ、きっと間に合わなかったと思います。「Aliは?」と尋ねると「僕は、次の便で行くよ」と。彼は予約をしていなかったようです。搭乗時間が迫っています。息を整えないまま、お礼とお別れを伝えました。

搭乗ゲートに着いて、ようやくホッとしました。と同時に彼の優しさになんとも言えない気持ちになっていました。ちょっと泣きたくなるくらいに。旅先でその国の人たちに優しくしてもらったり、助けてもらったりしたことは何回もありましたが、この時ほど“救われた”と感じたことはありませんでした。彼は、僕のヒーローです。

搭乗を待って、ボーっとしていると誰かに背中をつつかれます。Aliでした。違う航空会社でイスタンブールに帰るようです。早めに帰れることになって良かった。改めてお礼を伝えて、別れました。

飛行機に乗っても興奮冷めやらず。隣の男性とたまたま話すきっかけがあったので、先程の出来事を話しました。彼は空港職員。息子さんがいるそう。「あなたは、今日ラッキーでしたね。」「もう一つラッキーなプレゼントを…」と言ってバッグからイチジクのドライフルーツを取り出します。「えっ?大丈夫ですよ。息子さんに持って帰ってください。」と伝えると「僕の息子は、これをもらっても喜ぶ年齢じゃないんでね…。」と微笑んでいます。有り難く頂戴して、空港で別れました。「何か困ったことがあったら、いつでも連絡を。」と名刺まで頂きました。

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初めてイスタンブールに降り立った時は、緊張と不安でヘンな汗を掻きまくっていましたが、トルコを半周して戻って来て、今度は暖かく迎えてくれたような気がしました。

イスラム教には、「旅人を助けよ」という教えがあるとか。彼らが優しいのは、その影響でしょうか。振り返ると沢山の出会いがありました。この時に限らず、沢山の思い出があります。いつかブログで紹介していけたらと思っています。

さて、今日の本題です。やっと(笑)。見出しの“Evlilik Tebrikler!”は、トルコ語で「結婚おめでとう!」です。なんと発音するのかは、知りません(苦笑)。

つい先日、Aliが結婚したのです!おめでとう、Ali。末永くお幸せに~。

去年の婚約式、今回の結婚式にも招待を受けたのですが…そう簡単に行けません(苦笑)。お祝いメッセージを送ったら、「トルコにまた来るように」と返事が届きました。またいつか行きたいですね~、トルコ。

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今日は、いつも倍の長さになってしまいました。長文読んでいただきありがとうございました。

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