チェンマイにて

マッサージ屋さんでの出来事

チェンマイへマッサージの勉強をしに行った時のことをご紹介します。

朝から夕方までマッサージスクールで勉強。夕方からは、フリータイムです。チェンマイへは、以前にも何度か訪れたことがあったので、取り立てて観光することもなく…“プチ留学気分”で生活しているような感覚でいました。

夜は、勉強を兼ねてリフレッシュしにマッサージ屋さんへ。

チェンマイは、ナイトバザール(夜市)で有名です。その一角に狭い店構えのマッサージ屋さんがあり、フラッと入ってみました。試しにフットマッサージをお願いしました。僕が話す片言のタイ語を喜んでくれて、いつの間にかスタッフ数人と会話しながらの施術に。とても人懐っこいスタッフ。すっかり仲良しになってしまいました。それから毎晩のようにこの店へ足を運びました。

数日通い、その夜はオイルマッサージにトライ!だけど…先客があり、少々待つことに。(狭い店内。簡易的なカーテンで仕切られた施術ベッド3つとマッサージチェアが6つ並んでいるような広さです。)

そこに日本人の女の子が入って来ました。お店のスタッフに通訳をお願いされました。話を聞いてみると、僕と同じようにマッサージを学ぶ為にチェンマイにやって来たそう。無事に終了して、翌日帰国するらしいです。お友達と二人で来ていたそうですが、最後の夜は別行動。ホテルへ帰る前にフットマッサージ(30分)を受けに寄ったそうです。

話し込んでいる内に施術ベッドが空き、僕の番となりました。女の子に「気をつけて帰ってくださいね」と伝え、いざベッドへ。

オイルマッサージなので、服を脱ぎます(笑)。簡易的なカーテンなので、気を遣いつつ。
タオルを巻いて、横になっていたら…スタッフの女の子が僕を呼びます。『な、なに?なに?もう服脱いでるのに~』カーテンから顔出すと…先程の女の子がホテルまで戻るのにスタッフがトゥクトゥク(東南アジアにある三輪バイク)の交渉をしたのだけど、高い値段しか言わないらしいのです。聞いてみたら、彼女のホテルはそんなに離れている所ではないとか。でも、暗がりだから一人だと心配。助けてあげて~という主旨でした。値段聞いてみたら、確かに理不尽な値段。仕方ないな~もう~。

もう一度服を着ます(苦笑)。

店先には、女の子が訳わからずに立ちすくんでいました。スタッフが言った旨を彼女に伝えると「そんな、いいです。いいです。大丈夫です。」と恐縮しまくっていました。「大丈夫、大丈夫。行きましょう。夜道怖いし。送りますよ。スタッフの子に怒られるし(笑)。」お店のスタッフ達にやんややんやの声援を受けながら、お店を後にします。「お財布置いていくからね。盗らないでよー!」大声でスタッフに伝えます(←ここは日本語でした(笑))。店内に居た日本人客が笑っていました。

お互い、それぞれの学校のことを話しながら歩いていたら…向こう側から彼女の友人がやって来ました。心配して迎えに来たようです。ここでお役御免。

店に戻るとエア拍手で迎えられました(他のお客さんの邪魔にならないように~)。

もう一度服を脱ぎ、ようやくマッサージスタートです。

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この彼にずーっと施術してもらいました。なかなか上手。マッサージ勉強中にちょっとしたアドバイスもくれたりして…とてもいいヤツでした。こういう時は、言葉は必要ないな~と強く思います。(彼、ほんの少しだけ日本語も話せました。Ex.「チモチいい?(気持ちいい?)」)

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この子がお店を取り仕切ってました~。テキパキと。英語もとても上手。

翌日ワンディ先生にこのことを話すと…「なんてバカなことを!」としかめっ面されました。「お人よし過ぎる」と。

僕が「でもこの前先生言ったじゃないですか~。『おまえはいろんな人のケアする。与える。でも、おまえはもらえない。』って~。だからいいんです!」と言うと「ああ~そうだった」とニコっと笑いました。(この詳細は…ブログ、マッサージスクール#2を参照してください)

このマッサージ屋に限らず、ホテル近くのコンビニや洗濯屋さん汁そば屋、会えば自然と挨拶するようになりました。こうやって徐々に顔見知りが増えていったのが、生活しているような気分を高めてくれたような気がします。

またチェンマイへ行ったら、あのマッサージ屋に行きたいですね~。スタッフ、まだ居てくれますように…。

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