マッサージスクール

本場、タイにて

僕には、タイ古式マッサージの師匠が二人います。一人は、以前ブログに書きましたが、宮原由佳先生。もう一人、タイ北部チェンマイにいらっしゃるワンディ先生です。

とても素晴らしい先生で、時に厳しく、時に優しく…。長年培われた技術もですが、洞察力や人を見抜く力に長けていらっしゃる方です。脈診や占いもなさる先生で、脈を診ることでコンディション等が分かるそうです。話に聞いたことがありましたが、実際に診てもらうのは、初めての経験。スクールに着いた早々脈診。「おまえは、“火”の人間だ。」と言われました。(あと、今後体で気をつけるべきこと等教えていただきました。)

人体における陰陽、マッサージの理論などなど…哲学的な観点からのレッスンもあり、話が宇宙規模になった時は目が点に…(笑)。そのスケールに驚きながらも有難くお話を聞かせてもらいました。(お坊さんのお説教を聞いている感覚に近かったです)

レッスン中、僕の身体に触れた時「あっちーな(熱いな)!おまえは」と顔をしかめるワンディ先生。僕が通っていた時、学校の改築中で旧校舎での授業でした。旧校舎のレッスン室はエアコンもなく、扇風機が回っているだけ。もちろん常夏のタイ。軽く30度オーバーです。暑さに強いタイ人でも僕の身体に触るのは嫌だったのでしょう~。(はい、体温高いことは自分でも自覚しております・笑)

「だって先生、僕のこと“火の人間”って言ったじゃん!」と僕が言うと先生笑っていました。

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レッスンは、基本厳しく難しいものでしたが…笑いが絶えないとても楽しい時間でした。僕の他に生徒さん何人かいたのですが、たまに家族の話になり…涙することも(僕は泣くことはありませんでしたが)。1週間の間に3回程そんな場面がありました(笑)。とてもとても有意義な時間でした。

一つエピソードをご紹介します…

チェンマイ滞在中、ハーブの資料を集めている友人よりバタフライピー(アンチャン)の写真を撮影して欲しいとリクエストがありました。「道端に生えているから」とのこと。通学途中、一か所咲いているのを見つけたのですが、雨期の季節…雨に打たれて花が元気がありません。
スクールに着いて、早速「先生んちにアンチャンない?」と尋ねてみると…「ない」とのお返事。「市場に行けば、綺麗なのあるよ。」と教えてくれました。なるほど!市場なら確実だ。さぁ~今日も元気にレッスンだ!と気合を入れてると…「ちょっと自習しておきなさい。10分ぐらいして戻って来るから。」と先生。

訳わからないまま、生徒同士で自習していると…先生が戻って来ました。手にいっぱいのアンチャンを持って!わざわざ僕の為に探して来てくれたのです。朝から感動の嵐でした。

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バタフライピー(アンチャン)は、お茶にして飲んだり(眼精疲労に良いとか)、毛髪に良かったり(バタフライピーのシャンプーがあります)、花びらを眉に擦って天然の眉墨にしたり、体に優しいハーブなのです。

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まだまだ書きたいエピソードがあります。折を見て、このブログで紹介出来たら…と思っています。タイに限らず、今まで旅先で出会った人との思い出も書いていきたいと思ってます。

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